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九州工業大学剣道部々歌

一、 嗚呼正々の気は凝りて
      手握る太刀に籠りけり
   斬魔よ破邪よ堂々と
      一筋たどる修道の
   響きもたけき雄たけびに
      覇業の栄光を偲ぶかな

二、 檣山雪にかがやきて
      寒風凛冽 あさぼらけ
   惰眠の床を蹴て起てば
      籠手にたばしる玉霰
   意気衝天のたまゆらを
      男の胸は躍るかな

三、 丘の夕べの花ぐもり
      道遥の歌われに無く
   櫛風林幾春秋
      唯営々の意気の跡
   鍛えし腕ににぎる血を
      撫して遥かに眺むれば

四、 風雲将に急にして
      ああ戦いの時来る
   脾肉を嘆きし友よ起て
      図南の計は早成りぬ
   いでや進まん天翔る
      鳳龍の旗翳しつつ

五、 今壮快の晴いくさ
      天地の精も声呑みて
   汝が芙蓉を凝視せり
      ああ勝たんかな永劫に
   わがくれないの旗の下
      栄光の歴史を飾るべく

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